画像認識AIを用いた配筋検査高度化への取組が高評価
画像・映像認識AIアルゴリズムの力でリアル産業のDXを目指す東大松尾研発のAIスタートアップである株式会社ACES(東京都文京区、代表取締役 田村 浩一郎、以下「ACES」)は、国土交通省関東地方整備局による『令和3年度 新技術推進技術者・新技術大賞局長表彰』において、「新技術推進技術者表彰」を受賞いたしました。
本表彰は、新技術の活用等の推進を目的として、功績が顕著であった新技術の活用や職務発明等の取り組みを行った企業・組織・職員に対して関東地方整備局より贈られる賞です。画像認識AIを用いた配筋検査高度化への取組が高く評価され受賞に至りました。具体的には、多くの⼈員を要する配筋検査における鉄筋間隔計測、鉄筋本数計測と継手長計測を、画像認識技術により⾃動化するアルゴリズムを開発しました。また、ドローンを用いた画像取得方法と撮影高さの検証、計測結果の出力、帳簿化システムの開発も合わせて行いました。本システムを用いた場合の出来形管理の省力化効果は、従来手法と比較して最大約75%の省人化効果をもたらす可能性があると算出されています。
ACESは本受賞を励みとし、引き続き建設現場をはじめとする産業現場のDXに貢献してまいります。
【受賞者】
JFEエンジニアリング株式会社、株式会社ACES(コンソーシアム)
【取組名称】
画像認識AIを用いた配筋検査高度化への取組
【取組内容】
甲府河川国道事務所発注の工事において、UAVと画像認識AIを用いて橋梁上部工事の配筋計測を実施。
【表彰理由】
PRISM(建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト)の品質管理の高度化に係る技術で難易度が高く、出来形確認に要する労務の縮減や出来形管理の信頼性向上等、活用技術の有効性も非常に高いことから表彰するものである。