AIを活用し、メガネを通じた人間の可能性の拡張と最高の顧客体験を実現
ヒトの行動や感情を検知・解析するヒューマンセンシング技術を軸に、画像認識アルゴリズムを開発・提供する株式会社ACES(エーシーズ)(CEO:田村 浩一郎、本社:東京都文京区、以下「ACES」)は、メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティック(代表取締役社長:上野 剛史、本社:東京都港区、以下「インターメスティック」)と、ヒューマンセンシング技術(行動認識技術)を用いたDXの取り組みを開始しました。
Zoffは、創業20周年を迎える2021年に向けたリブランディングの中核として、初となる研究・開発機関、“Zoff Eye Performance Studio”(ゾフ アイパフォーマンス スタジオ、以下「ZEPS」)を設立しました。ヒューマンセンシング技術に強みをもつACESは、「メガネや店舗にIT・AI技術を援用することで人間の可能性を拡張し、顧客体験を洗練すること」を目指す”ZEPS”のビジョンに共感し、AI活用の設計から技術開発、運用まで全面的にサポートを行うことで合意、今回の業務提携が実現しました。
Zoffを運営するインターメスティックは、1993年の創業以来*SPA方式を導入し、「メガネ=高級品」というイメージを覆した業界のリーディングカンパニーです。日本トレンドリサーチが実施した*「メガネ店 満足度ランキング2020」では「価格」「デザイン」「接客・サービス」「総合的な満足度」いずれにおいても第1位を獲得するなど、ファッション性、接客においても高い評価を得てきました。
今回の業務提携では、Zoffのコアコンピタンスである接客や商品などを、AIによってアップデートしてまいります。また、長期的にはIT・AIなどの技術躍進を背景に、メガネを視力矯正器具に留めず、人間の可能性を拡張するツールとしての価値を提示していくことを目指してまいります。
現在、コロナ禍で加速したデジタルシフトによって定着しつつある、新しい生活様式に順応した接客サービス・商品の提供に向けた共同研究開発に着手しております。これまで以上に様々なスタイルでの接客が求められる今、Zoffが蓄積してきたノウハウとACESのAI技術をかけ合わせることで幅広いニーズへの対応を目指してまいります。今後の展望としては、ヒューマンセンシング技術を応用し、目のパフォーマンスおよび人のパフォーマンス向上に関する取り組みを検討しています。ACESとZEPSは、既存の商品・サービスの枠を超えて、目だけではなく人のパフォーマンスを向上させる「新しい機能」「新しい商品」「新しいサービス」の研究・開発を行い、メガネ業界のニューノーマルを牽引して参ります。
<共同研究・開発テーマイメージ>
「Zoffの考え方のベースは顧客起点です。すべてはここに集約すべきと考えています。ACESさんのミッション“アルゴリズムで社会はもっとシンプルになる”の通り、“人や社会を主役に考える”姿勢に共感しチームを結成しました。メガネは結果であって、その向こう側にある社会的な課題やニーズを追求し、センサーとしての“眼”の本質に、妥協せず一緒に探求していきたいと思います。」
「20周年の節目に行われるZoffさんのリブランディングに、ACESの強みである画像・映像認識AI、ヒューマンセンシング技術を用いてお力になれることを光栄に思います。機械の”眼”と呼ばれるほどに発達した画像・映像認識AI技術が、人間の可能性を拡張し、小売業のDXを経てパーソナライズされた最高の顧客体験を提供できる大きな可能性を感じており、Zoffさんとともに”眼”の本質に迫るプロジェクトを進めてまいります。」
*SPA方式:企画・デザインから製造・販売までを一括管理できる体制のこと
*【2020】メガネ店の満足度リサーチ結果:https://trend-research.jp/2753/